2012年8月30日木曜日

第6回 J.P.P.A.展

今日から新橋の第一ホテル東京で開催されている、第6回 J.P.P.A.展へ行ってきました。
271名の絵付け指導者の方が出品されているということで見ごたえがありますし、ヨーロピアン、アメリカンの枠にとらわれない独創的な作品もあったりして楽しめます。
明日31日の17:00までですので、お時間のある方は是非ご覧になってください。

2012年8月27日月曜日

ゴールドラック(マイセン1つ花)

マイセン1つ花はウヴェ・ガイスラー氏の本を参考に描いています。基本的には実物を知っているものを描いたほうがいいと思っているんですけれど、今回はかわいさに負けて(笑)実物の花は良く分からないゴールドラックを絵付けしています。

ゴールドラック.....色々調べてみましたけれど、日本名は分かりません。ニオイアラセイトウと書いてあるサイトもありましたけれど、うーんっていう感じ(苦笑)。ご存知の方は教えていただけるとうれしいです。

マイセン1つ花、他のプレートはこちらをご覧下さい。
ラナンキュラス http://dhcolors.blogspot.jp/2012/08/1_13.html

2012年8月23日木曜日

絵付け展示会情報

来月9/13(木)~9/19(水)に、井口真寿美先生の陶絵付第三回個展が表参道のGallery Concept21で開催されます。
この作品、どこかで見たような.....と思った方、そうなんです。三軌展での入選作品“バラ色の朝”です。三軌展には行かれなかったという方も今回作品をご覧になれるようですよ。
井口先生の作品はどれも繊細で細かいところまで気を配られているのものばかりです。今回はどんな作品が展示されているのか、私も今から楽しみです。

2012年8月21日火曜日

中村先生のルデューテのバラ(白)

ルデューテのバラ、元はと言えば中村先生につられて私も描き始めたんです(笑)。
今日は中村先生が絵付けされたルデューテのバラを紹介します。
お皿は私が描いているのと同じディナー皿です。中村先生が描かれるルデューテはこっくりとしたアンティークな雰囲気が漂っていますよね。お互いに違う本を見て描いているので、もともとの絵の感じが違うということもありますけれど、見比べると中村先生と私の描く絵の違いが改めてよく分かりました(笑)。周りの金彩も注目です!とっても細かく繊細なのでパソコンでご覧になっている方は画像をクリックして大きくして見てくださいね。

私が描いたルデューテの白いバラはこちらです。

2012年8月16日木曜日

藤田嗣治と愛書都市パリ-花ひらく挿絵本の世紀-

松濤美術館で開催されている、藤田嗣治と愛書都市パリ-花ひらく挿絵本の世紀-を見に行ってきました。
1900年代のヨーロッパでは挿絵本ブームだったようで、藤田をはじめ著名な画家の限定版の挿絵本が数多く出版されていたそうです。今、そういう本はなかなか出版されないことを考えると、いい時代ですね。
藤田嗣治の作品の中で私が特に好きな猫の絵は、数点展示されています。図録にはもっと載っていたので全部見たかった!
その他、線描きで描いた女性のラインは美しかったですし、色使いもちょっとくすんだ色が多くてしゃれた感じがしました。実際パリでも人気だったようです。

松濤美術館は、ゆったりとソファーが置かれていたり、中庭が吹き抜けになっていたりしてくつろげます。私が行ったのは平日の11時頃。この時間帯は混んでいる美術館が多いんですけれどこちらはすいていてゆっくり鑑賞できました。こじんまりとしているところもいいですよ。

藤田嗣治と愛書都市パリ-花ひらく挿絵本の世紀-は渋谷区立松濤美術館で9/9までの開催です。

2012年8月13日月曜日

ラナンキュラス(マイセン1つ花)

マイセン1つ花もやっと8枚目。今回はラナンキュラスを描いてみました。
マイセン風だと色は他にもありますけれど形はだいたいこんな感じ。でも、実物のラナンキュラスは色も形ももっとニュアンスのある感じのものもあって絵付けしたくなる花の1つですよね。私もそのうち描きたいなと思っています。

マイセン1つ花、他のプレートはこちらです。

2012年8月11日土曜日

輝ける皇妃 エリザベート展

皇妃エリザベート。好きな方は多いんじゃないかと思います。
私は美しいオーストリア皇妃くらいのことしか知らなかったのですが、友人が好きだったので一緒にエリザベート展を見に行ってきました。
エリザベートの写真や肖像画はもちろんのこと愛用の品々が多数展示されているんですけれど、今回は有名な肖像画にも描かれている“星の髪飾り(シシィの星)”が日本初公開!なんです。この髪飾りにはオーストリア・ハンガリー・クロアチア・チェコの「民族の融和」という願いが込められているそうで、そういう意味でもエリザベートは愛用したのかもしれませんね。
ジュエリーの中でビックリしたのはハエをモチーフにしたもの。思わずクスッと笑ってしまいます。
エリザベートの波乱に満ちた生涯もよく分かる展示でした。
私が行ったのは平日のお昼頃でしたけれど、そんなに混雑はしていなかったのでジックリ見ることができましたよ。

エリザベート展は日本橋三越本店新館7階ギャラリーにて8/20まで開催されています。

2012年8月8日水曜日

ツヤがでないのはなぜ?

絵付けした部分にツヤがでないのはなぜ?と思っている方、いらっしゃいませんか?
ツヤのある仕上がりだと作品もより素敵に見えますので、悩んでいらっしゃる方は参考にしてみてくださいね。

1.絵具の厚さを適切に
絵具にはガラス質の成分が含まれています。絵具が薄塗りだとガラス質の層も薄くなってしまうのでどうしてもツヤがでにくくカサつきがちになってしまいます。適切な絵具の厚さになるように心がけて絵付けしてみてください。
同じように描いても、中にはツヤの出ない色もあります(ブルー系はツヤが出にくいです)。どうしてもツヤが出ない場合にはフラッキスを混ぜるという方法もあります。絵具に対して1割程度混ぜてみましょう。

2.柔らかい釉薬の器を使う
アメリカンだと影葉などはどうしても薄塗りになります。こういう作品でツヤのある仕上がりにしたい場合には、選ぶ器を白磁ではなくボーンチャイナにしてみてください。釉薬が柔らかいので絵具が釉薬に入りやすくツルツルの仕上がりになります。ただ、どんなボーンチャイナでもいいというわけではありません。私が今まで使った器の中でのおすすめは、ナルミのスタイルズシリーズ。美しいツヤがあり描きやすい形状で、800℃で5回程度の焼成に耐えます。
もし、初めて使うボーンチャイナだったら、最初は760℃くらいで焼成して、2回目は780℃、3回目は800℃と様子を見ながら焼成温度を上げていくといいと思います。
ボーンチャイナと言っても色々あって、焼成後に表面がブツブツしてしまったり、2回くらいの焼成回数にしか耐えないものもあります。820℃まで上げてもツヤが出ない場合もありますし、最初から820℃で焼成しないとツヤがでないものもあります。私自身はまずは同じシリーズの小さなプレート等で試し焼きをして確認してから作品制作に使うようにしています。
お時間のある方はご自分で試してみるととても勉強になるんですけれど、そんな時間はない、という方は、おすすめの器を使ってみてくださいね。

ボーンチャイナはちょっとお値段的に.....って言う方もいらっしゃると思います。おすすめできるリーズナブルな器はないかしら、と私も探しているんですけれどこれがなかなかないんですよね(苦笑)。見つかったらまたご報告しますね。

2012年8月6日月曜日

バーナード・リーチ展

絵付けに興味を持つきっかけは、絵を描くのが好きだったり食器が好きだったりということでしょうか? 私はもともと食器好きでしたけれど、絵付けを始めるまではどちらかと言えば和食器の方が好きでした。それも、白磁よりは陶器。今でももちろん好きで、今回はバーナード・リーチ展を見に行ってきました。
リーチが器に描く伸びやかな絵は、うさぎやかえる、フクロウ等.....見ているだけでホッと心が和みます。絵付けされていない器もぽってりとした実用的な形や美しい釉薬の色は本当に魅力的です。

日本民藝館には他にも濱田庄司の陶器や初期伊万里等展示されていますので民芸好き、和食器の方にはおすすめです。ミュージアムショップにも魅惑の品々がありますよ(笑)。ただ、駒場東大前駅から徒歩7分くらいの道のりは日陰が少なく結構暑いので(苦笑)今の時期は日傘が必須です。

バーナード・リーチ展は日本民藝館で8/26までの開催です。

【追伸】
8/29~9/10に日本橋高島屋にて、“東と西の出会い 生誕125年バーナード・リーチ展”が開催されます。日本民藝館と全く同じ展示ではないと思いますけれど、興味があったのに見に行けなかったという方はこちらで是非。(8/26)

2012年8月4日土曜日

キンポウゲ(マイセン1つ花)

マイセン1つ花、王道のバラも描いたことですし次は好きなタイプの花を、ということでキンポウゲを絵付けしました。

以前に教えていただいていた先生に、黄色い花は品の悪い色にならないように、と言われていました。このキンポウゲは私なりに品よく仕上げたつもりです(笑)。

マイセン1つ花シリーズ、他のプレートはこちらをご覧下さい。

2012年8月1日水曜日

陶器絵付け展を見てきました

7/26から始まっていた陶器絵付け展を見に行ってきました。
サブタイトルに~白いカップやお皿に絵付けしてみました~と書いてあって、してみましたって???と思っていたんですけれど、いつもは油絵等を描いていらっしゃる方々が絵付けをした作品を展示即売していたので納得(笑)。勢いのあるタッチでザックリと描かれた作品はいわゆる絵付け作品とは違った魅力があって、見ていると創作意欲がわいてきます。躍動感のある馬やきれいな色彩のインコ等、素敵ですよ。

陶器絵付け展は、JR石川町駅から徒歩2分のギャラリーARKで8/4(土)までの開催です。都心からは少し遠いですけれど、もし横浜方面へいらっしゃることがあればついでにいかがですか?