2015年6月28日日曜日

ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし

東京芸術大学大学美術館で開催中の、ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし を見に行ってきました。フィンランドを代表する画家ヘレン・シャルフベックの日本初の回顧展です。私はシャルフベックをよく知らなかったんですけれど、ポスターを見て是非見たいと思って楽しみにしていました。

全体的な印象としては色彩が美しいということ。期待通り、好みの作品が多かったんですけれど、なかでも私の一番のおすすめは “快復期”


病気から快復しつつある子供を描いた作品で、子供も、その手に持っている植物の若葉も、希望に満ちていますよね。制作時、シャルフベックは精神的な痛手から立ち直りつつあって、その思いが込められた作品とも言われています。粗いタッチで描かれた椅子の表現も見事ですよ。

他の画家から影響を受けたと言われる作品も数多く展示されています。こちらはセザンヌの影響を受けたと言われる “赤いりんご”


本当にきれいな色ですよね。私はセザンヌよりも好きです。

他にも、衰えていく自分の姿を見つめて描いた自画像や、初期の作品を見つめ直して再解釈した作品など、晩年の作品も見所満載です。

ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし は、上野の東京藝術大学大学美術館にて7/26までの開催です。

2015年6月25日木曜日

陶画舎 セール情報

陶画舎で、7/1〜7/5に夏のセールが開催されます。

お道具等は特に新しいものはなさそう。all20%offなので、必要なものがあってこの期間にお近くに行かれる方は購入されるといいと思います。

夏ならではのガラスの装飾のミニデモンストレーションも開催されるようなので、興味のある方はデモンストレーションに合わせて行かれてもいいかもしれません。

私は、メディウム等ちょっと欲しいものはあるんですけれど、残念ながらこの期間に近くに行く用事はないので、今回は行かない予定です。

2015年6月23日火曜日

ルデューテのブーケ

日比谷図書文化館で見たルデューテの原画 “赤のラナンキュラス、紫と黄色のパンジーの花束”。素敵だったので、リーフレットの裏に小さく印刷されていたものを参考に絵付けしてみました。


縦19cm横13.5cmの陶板に描いています。記憶ではこれで原画と等倍くらいのイメージ。

額はIKEAで購入したものです。ちょうど入るかな、と思いましたけれど、わずかに陶板が大きくて入らないんですよね。なので、額の裏を削って(木製だったので彫刻刀で削れました)ムリヤリ入れてみました。Tさんを見習って自分で額装してみても良かったんですけれど.....今回はこれで。

2015年6月22日月曜日

C/Sチャーム プチローズバリエーション

以前に購入したカップ&ソーサーのチャーム、プチローズを描いて、ブルーエを描いて.....次はプチローズのバリエーションで2つ描いてみました。

こちらは縦にストライプで。
色と花柄の境界にはルミナスレリーフパウダーのパールでドットの盛りを入れています。

こちらはガーランド。
小さく小さく描いてみました。ガーランドの外側はピンク色でパディングしています。

今まで描いた4つを並べるとこんな感じになりました。
このチャームの白磁はあと在庫が2つ。のんびりお茶を飲みながら、どうしようかと悩んでいる間も楽しい時間です。

2015年6月19日金曜日

ミニチュアC/Sのバリエーション

ちょっと前に完成したミニチュアのポットとクリーマーとカップ&ソーサー、そのカップ&ソーサーだけ、3客購入していたんです。なぜ3客?と聞かれても困るんですけれど、なんとなく予備もあった方がいいかな、とその時は思ったんですね。

全く同じだと描くのも飽きてしまうので、ちょっとだけ変えてみました。


プチローズがメインということは同じでも、その大きさやレイアウト、金彩、パディングの色等を変えると、また少し違った雰囲気になって楽しめます。

全部並べるとこんな感じになりました。


しばらく教室に展示しますので、来られた方は是非ご覧下さいね。

次はこれよりさらに小さいサイズに挑戦予定。プチローズはやっぱりかわいいと思うんですけれど、どうしようかしら?何を描くかは悩み中です。

2015年6月17日水曜日

RSVP(雑誌)

先日のレッスンで、Tさんから“RSVP”という雑誌をご紹介いただきました。


年2回の発行で、今発売されているNo.16の特集が“イギリスの陶磁器に魅せられて”。
伝統的なものから今どきのポップな雰囲気のものまで色々な陶磁器が掲載されていますし、アンティークマーケット情報なんかも載っていて、見ているとウキウキしてきます。
ドールハウスの特集もあって、今描いているミニチュア食器もこんな風に飾ったらまた違って見えるだろうな〜、なんて思ったりして。

書店で見かけたら、是非手に取ってご覧下さいね。

2015年6月14日日曜日

生徒さんの作品です

以前に小さな陶板にマイセンのバラを2枚描かれたTさん、ご自分で額装されました。

まずはこちら。


ちょっと分かりにくいんですけれどバックは紫色のベルベット地で、オーソドックスな感じに仕上げられています。

もう1枚はこちら。


レースはお手持ちのカットソーの一部を利用されたとのこと。パールの飾りもとても雰囲気に合っていて、本当に素敵!センスがいいですよね。

同じバラですけれど、こうして見ると全く違った印象になりますね。工夫してリーズナブルに、楽しんで額装されたのが伝わってきます。私も見習わなくちゃ。

2015年6月12日金曜日

【初夏の特別講座】紫陽花のカップ&ソーサー 終了しました

陶画舎での初夏の特別講座、紫陽花のカップ&ソーサー、昨日B日程も終わって全日程が終了しました。
昨日はお二人の方が続けて次のレッスンを受講されることもあって、前回よりはちょっと駆け足でなんとか時間内に終了できました。受講して下さったみなさま、ありがとうございました。


2015年6月5日金曜日

バラとチューリップのブーケ(マイセン風)

以前に生徒さんからマイセン風のブーケを描きたいとのご要望があって、サンプルでケーキ皿にバラとチューリップのブーケを描いたんです。その時に、せっかくだから2枚セットにしよう!と思って描いていた、もう1枚のバラとチューリップのブーケ、やっと完成しました。


“アンティークポーセリン 花2”に出ていたアンティークマイセンを参考に少し色を変えて描いています。締め切りがないと後回しになって、ミニチュア絵付けしたりして寄り道していましたけれど、2枚やっと揃いました。


どちらもバラとチューリップがメインのブーケ。セットとしてはいいんじゃないかな?と勝手に思っています。

2015年6月2日火曜日

ルドゥーテ「美花選」展

日比谷図書文化館で開催中の、ルドゥーテ「美花選」展 を見に行ってきました。

ルドゥーテの銅版画は美術展が開催されることも多いので、見たことある、という方も多いと思います。私も何回か見ているんですけれど、今回は肉筆の原画が2点展示されているということで、それが見たかったんです。

原画はの1点はこちら


“赤のラナンキュラス、紫と黄色のパンジーの花束”です。思っていたよりも小さい作品でしたけれど、やっぱり素敵です。
もう1点は“アガベユッカフォリオ”というユリの仲間。こちらは一見地味ですがとっても繊細に描かれていて見入ってしまいました。

その他銅版画も90点展示されています。途中で展示替えされて、前期分も見ると全140点を見られたようです。でも、すでにもう後期なので前期分はまたの機会に。
それにしても、ルドゥーテは、見てしまうとなんだか描きたくなってきますね。以前にバラを6枚描こうと描き始めて結局3枚で飽きて挫折しましたけれど、バラじゃなくてもいいかも?ブーケもいいかも?等々と思ったりして、またその気になってきました。

ルドゥーテ「美花選」展は、千代田区立日比谷図書文化館で6/19までの開催です。見たい方はお早めに。
土日祝だと13:00と15:00にチェンバロのミニコンサート(15分)があるようなので、その時間に合わせて行かれてもいいかもしれませんね。