2016年12月29日木曜日

よいお年を

あっという間に年の瀬になってしまいました。みなさま、今年はどんな1年でしたか?私は特に今年の後半は絵付けから少し遠ざかってしまいましたので、来年は気持ちを入れ替えてまた描き始めようと思っています。ブログも12月はすっかり息切れしてしまいましたけれど、また頑張って更新しようと思いますので懲りずにご覧下さい。

では、みなさま、よいお年をお迎えください。


2016年12月15日木曜日

生徒さんの作品です

マイセンの真夏の夜の夢をモチーフを参考に描かれていたYさんの作品、完成しました。


サラダを入れたりフルーツやデザートを入れるのにもちょうど良さそうなボールです。外側にもブルーの花々が少し描いてあるのもいいですよね。とてもかわいらしく楽しそうな雰囲気に仕上がりました。今回は男の子を描かれたので次は女の子を描いてセットにされる予定とのこと。何個セットになるんでしょうか。楽しみです。


2016年12月1日木曜日

クリスマスパーティー

12月になりました。今年も12/3にクリスマスパーティーを開催します。毎年中村先生のご厚意に甘えてお料理を用意していただいていたのですが、今年は少しずつ持ち寄りで開催することになりました。
私も参加予定でしたが、事情により今年は参加できなくなってしまいました。みなさんの1年間の作品を拝見できるのを楽しみにしていたのに、本当に残念です。次回教室で作品を拝見できたらブログにアップさせてもらおうと思っています。

去年の様子はこちらからご覧下さいね。




2016年11月18日金曜日

デトロイト美術館展

上野の森美術館で開催中の、デトロイト美術館展を見に行ってきました。名画の数々が来日しています。

名だたる巨匠の作品ばかりですが、やっぱり好きなのは、モネの “グラジオラス”


濁りのない色で、日差しの中咲き誇る花々が美しく表現されています。

こちらはマティスの “ケシの花”


ザクザクっとした質感ですが、本当に色がきれい。ブルーのバックに赤色と黄色い花が映えていて引きつけられます。

他にも、ドガの “楽屋の踊り子たち” や、ルノワールの “白い服の道化師” も素敵でしたし、モディリアーニは3作品、ピカソは6作品見られます。展示作品数は52作品と少なめですが、名画が多いのでなかなかの見応えですよ。

この美術展、月曜日と火曜日は全作品写真撮影が可能です。私は月曜日に行きましたけれど、そんなに混んでもいなかったので少し順番を待てば写真撮影できました。平日お時間のある方は是非月曜日か火曜日にカメラを持って行ってみて下さいね。

デトロイト美術館展は、上野の上野の森美術館で来年1/21までの開催です。

2016年11月4日金曜日

クリスマスプレートKids講座 開講しました

ご要望があって、クリスマスプレートKids講座を開講しました。ツリー形のお皿にパディングしてから好きな模様を抜いてオリジナル作品にしていきます。

完成品はこちら。


生徒さんは幼稚園の年長さんでしたけれど、パディングもお上手だし、絵も迷いなくどんどん描かれて、私のやることがないくらいでした。とってもかわいく仕上がりましたね。

見ていたお母様もお試しで。下準備したお皿は2枚しかなかったので白磁にパディングしてご家族を描かれました。


こちらも、心温まる、いい記念になりそうな作品です。

以前にやったクリスマスプレート講座もご要望があればまた開講しますので、まずはメールでお問い合わせくださいね。

2016年11月2日水曜日

中村先生の特別講座情報

陶画舎で、中村先生が特別講座を開講されます。


ルドゥーテROSES(centefolia carnea)を3回で描く講座です。

日程は

A日程:11/21(月)10:00〜、12/5(月)13:00〜、12/19(月)13:00〜
B日程:1/12(木)、1/26(木)、2/2(木)それぞれ10:00〜

で、1回目の授業は6時間(休憩1時間含む)、2回目と3回目は3.5時間と少し変則的になっていますのでご注意ください。

あこがれのルドゥーテのバラ、描きたいけれどまだ描いたことがないという方も多いのではないでしょうか?ご都合が合うようでしたら受講をご検討くださいね。本日12:00〜受講の申し込みを受け付けていますので、ご希望の方は陶画舎(03-3796-3013)まで。

2016年10月30日日曜日

ボタニカルアート作品展

ボタニカルアート作品展に行ってきました。

まずは、銀座の地球堂ギャラリーで開催中の、杉崎紀世彦・杉崎文子 ボタニカルアート展。山形で、ご夫妻で活躍されている先生です。紀世彦先生は主に果物や野菜を、文子先生はお花等を描かれています。
今回初めて作品を拝見したのですが、私の一番のおすすめは文子先生のこちら。


いろんなきのこが描かれている作品。こちらはポストカードなので2段になっていますけれど、実際は横一列に並んでいて本当にかわいらしいんです。
他にも素敵な作品がたくさんありますので、銀座へ行かれた際には是非。本日10/30まで
です。

次は、表参道のGallery Conept 21で開催中の、山田道惠 植物画展 薔薇肖像Ⅷ。


私も毎年拝見しています。今年も色々な種類のバラが咲き誇っていました。バラ好きの方には本当に参考になりますよ。11/2までの開催です。

どちらももうすぐ終わってしまいますので、見たい方はお早めに。

2016年10月28日金曜日

第2回 原宿陶画舎講師6人展

今日から開催されている、第2回 原宿陶画舎 講師6人展 を見に行ってきました。


6人の先生方の新作が並びます。色々なデザインや技法があって、とても参考になりますよ。先生方は全員ではありませんけれどどなたかは会場にいらっしゃいますので、作品についての質問等にも答えて下さると思います。
作品は販売もしていました。なんだかどんどん売れていて、さっきまで置いてあった作品がちょっと油断しているとなかったりしてビックリ。購入したい方は早めに行かれることをおすすめします。
作品は購入できないけれど....という方には図録もありました。こちらは欲を言えばもう少し掲載作品数が多いとうれしいですね。好きな作品が掲載されていなかったらちょっと残念なので。

第2回 原宿陶画舎 講師6人展 は、銀座のGALLERY 座 STONEで11/1までの開催です。銀座駅からすぐの場所ですのでお近くに行かれた際には是非。

2016年10月19日水曜日

秋明菊

すっかり涼しくなって、過ごしやすくなりましたね。
今、ベランダでは秋明菊がきれいに咲いています。10年以上前に、陶画舎展に出品する作品を、講師数名で “*月の花” というお題で描くことがあって、その時の私の担当月が9月だったんです。悩んだ挙げ句、秋明菊を描くことに決めて、その参考に購入したのが今ベランダに咲いている秋明菊。10年以上もがんばってくれています。

その時の作品はこちら。


背景は風をイメージしたんですけど、ブルー系の違う色を重ねたら濁ってしまって、とっても渋い色になってビックリしたことを思い出します。実験して、結局イングレーズと上絵でイメージ通りの色に仕上げました。

2016年10月13日木曜日

絵付け、ボタニカルアート作品展情報

10月末〜11月初にかけて開催される、絵付けとボタニカルアートの作品展情報です。

まずは、10/28〜11/1に銀座のGALLERY 座 STONEで開催される、第2回 陶絵付学院 原宿陶画舎 講師6人展。


陶画舎の先生方6名の新作が展示されます。個性豊かな先生方の作品、私も今から楽しみにしています。作品販売もされるようですので、先生の描いた作品が欲しい!という方はこの機会に是非。

次はボタニカルアートの個展の紹介です。
10/27〜11/2に表参道のGallery Concept 21で開催される、山田道惠 植物画展 薔薇肖像Ⅷ。


毎年この時期に開催される山田先生の個展です。それぞれのバラの特徴がはっきりと分かるように描かれていて、特にバラがお好きな方におすすめ。もちろん絵付けの参考にもなりますよ。作品も販売されますし、カレンダーでしたらお手頃価格です。

ほぼ同時期に開催される展示会です。銀座と表参道でしたら電車1本ですからハシゴして見られてもいいかもしれませんね。

2016年10月10日月曜日

友人の庭のバラ

友人宅の庭で育てているバラの写真を見せてもらったらとてもきれいに咲いていたので、その写真を参考に、ケーキ皿に絵付けしてみました。


花びらの多いバラで下描きをするとかえって大変だったので、写真を見ながら直接お皿に描いています。リムはどうしようかと色々迷った挙げ句、白磁のまま残してフチだけ金を巻いて仕上げました。

一口にバラと言っても、花びらの形が複雑なものや色合いが美しいものなど本当にさまざま。見ているだけでも幸せな気持ちになりますけれど、描きたい気持ちもむくむくと湧いてきます。やっぱりバラに始まりバラに終わると言われるだけのことはありますね。

2016年10月7日金曜日

鈴木其一 江戸琳派の旗手

サントリー美術館で開催中の、鈴木其一 江戸琳派の旗手 を見に行ってきました。

とにかく見たかったのは、“朝顔図屏風”



まず第一印象は、大きい、ということでした。実物よりもずっと大きな朝顔の花。グッと迫ってくるような迫力があります。本当に限られた色数で描かれたデザイン的な作品のようにも思えますけれど、ひとつとして同じ朝顔はありませんし、蔓の動きもなんだか生きているっていう感じで、こちらが絡めとられてしまいそうです。なかなか写真では伝わりにくいので実物を見て感じていただきたいです。

こちらは、“向日葵図”


すっと伸びた姿が美しく、好きな作品です。

動物画も比較的たくさん展示されていました。
“郡禽図”は、ふくろうがとても印象的な作品ですが、これでもか、というくらいの数の鳥で画面が埋め尽くされているのも独特です。
“日出五猿図”のなんだかキュートな猿もよかったですね。

表具も一緒にデザインされているものもありました。好みは分かれるところですが斬新です。

鈴木其一 江戸琳派の旗手 は、六本木のサントリー美術館にて10/30までの開催です。
会期中に作品の展示替えが行われるようで、展示の詳細はサントリー美術館のホームページで確認できます。どうしても見たい作品がある方は、ホームページでチェックしてからどうぞ。

2016年10月1日土曜日

専科コースについて

10月から陶画舎で専科コースを担当することになっていましたが、残念ながら開講できなくなってしまいました。申し込んで下さったみなさま、本当に申し訳ありません。

ご要望がありましたら、同じ内容のレッスンを絵付け教室COLORSで開催したいと思っています(白磁はご自分でご用意いただく予定です)。金曜日の午前中でしたら私の通常レッスン以外の日(10月でしたら7日、14日、28日)は開講できますし、他の曜日がいい、集中的にレッスンを受けたい等がありましたら、検討させていただきますのでご相談ください。ケーキ皿だけ描きたい、違う色で描いてみたい等のご要望にも対応できますので、興味のある方はメールでお問い合わせくださいね。


初めてで不安のある方は、体験レッスンは無料ですのでまずはお気軽に教室にいらして下さい。体験レッスンの内容は、描きかけの作品を仕上げたい、基礎のストロークをもう一度確認したい、等ご要望に応じて内容を決めてまいりますので、こちらもメールでご相談くださいね。


2016年9月15日木曜日

ブログの更新とお問い合わせ等のメールの返信について

私事なのですが、9/15〜25の間、不在です。
ですので、この期間、ブログの更新はお休みさせていただきます。
また、お問い合わせ等のメールをいただいても上記期間は返信できません。9/26以降、順次返信させていただきますので、少々お待ち下さいね。

2016年9月14日水曜日

ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

国立新美術館で開催中の、アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち を見に行ってきました。15世紀から17世紀にかけて花開いたヴェネツィア・ルネサンスの名画が来日しています。

やはり、ティツィアーノの作品はすばらしかったです。今回サン・サルヴァドール聖堂から来日している “受胎告知”


晩年の作品だそうですけれど、力強い筆さばきと動きのある構図。大きさもあいまって圧倒的な力があります。

同じくティツィアーノの “聖母子”


こちらはとてもおだやかな美しさが感じられる作品です。

そのほか、ヴェネツィア・ルネサンスを完成させたと言われる3人の巨匠、ティントレット、ヴェロネーゼ、バッサーノの作品も見応えがありました。
こちらは、パッサーノと工房の “ノアの箱船に入っていく動物たち”


単に動物を描きたかっただけなのでは?っていう気もするくらい、動物たちが丁寧に描き込まれていて、見ていて楽しい作品です。

ルネサンスと言えばフィレンツェと思っていたのですが、ヴェネツィアではまた少し違った方向性で進化発展していたのはとても興味深かったです。平日の昼に行きましたけれど思った程混雑もしていなかったので、好きな作品はじっくり見ることができました。

アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち は、六本木の国立新美術館で10/10までの開催です。

2016年9月8日木曜日

陶画舎、サンアート セール情報

まだまだ暑い日が続きますが、秋のセール情報です。

陶画舎では9/13〜17に秋のセールを開催します。


20%offになりますので、買いたいお道具のある方はこの機会に是非。私が気になっているのは赤系のジュエル絵具。クリスマス、お正月シーズンに向けて、赤色の盛りが出来るのは魅力ですよね。金液も色々あって、購入予定でしたら迷うところです。イタリアのコロロビア社のマット金液はサンプルを見てみたいですし、ペンワーク専用金液も機会があれば使ってみたいですし。
お道具と技法のデモンストレーションも同時開催です。お道具の使用方法が不安な方は日程がお合いになればセールに行かれるついでに参加されてもいいと思います。スケジュールと内容についてはこちらをご覧下さいね。

サンアートの秋の大感謝祭はちょっと先になりますが10/6〜7に開催です。


特価白磁が30〜50%off、絵具、オイル等は15〜20%off。5000円以上だとさらに10%offで配送料も無料になりますので、白磁等重いものをまとめてお買いになるのにはとてもおすすめです。ただ、セール初日の午前中はレジがとても混雑しますので、行かれる方はそれなりに時間に余裕を持ってお出かけください。

2016年9月5日月曜日

生徒さんの作品です

クリスマスプレート等の単発講座に時々来て下さるNさん、フローラダニカ風の絵付けに挑戦したいとのご要望で、お描きになったのがこちらのプレートです。


花を選んで、大きさを決めて、色もご自分でお考えになって。少し時間はかかってしまいましたけれど、スミレの花のニュアンスのある色使いがとても繊細で、素敵な作品に仕上がりました。
Nさん、また、お時間のあるときに描きにいらしてくださいね。

2016年9月2日金曜日

レッスンスケジュール更新しました

あっという間に9月ですね。
遅くなりましたけれど、9月〜10月のレッスンスケジュールを更新しましたのでご確認くださいね。今月、来月はお休みの方もいらっしゃってレッスンは少なめです。残暑が厳しいとは言え、暑さは和らいできますので、絵付けにもいい季節です。私も描きたいものがあるので描き始めようと思っています。

2016年8月24日水曜日

メアリー・カサット展

横浜美術館で開催中の、メアリー・カサット展 を見に行ってきました。まだ女性の職業画家が少なかった時代に、印象派を代表する画家として活躍したカサットの35年ぶりの回顧展です。

若くしてパリに渡り、サロンに出品し入選して次第に認められて行きますが、偶然目にしたドガの絵から強い影響とインスピレーションを受けて、自由で明るい表現へと変化していきます。

こちらは、代表作の “眠たい子どもを沐浴させる母親”


寝起きでちょっとぐずっている子供をやさしくあやす母親。母子を見守るカサットの優しいまなざしが感じられる作品です。

こちらは、“青い服を着た少年(No.2)”


パステルで、とてもやさしい色合いで描かれていて、好きな作品です。

ドライポイント等の技法で描かれた版画も多数展示されていました。こちらは、“地図”


熱心に地図を見つめる少女2人が描かれています。緻密に描かれた少女と、ラフな伸びやかな線のコントラストが素敵です。

他にも、カサットと同時代に活躍したベルト・モリゾ等の作品や、カサットが影響を受けたとされる日本の浮世絵の展示もあって盛りだくさんの内容になっています。

カサット展を見たあと、ちょっと疲れていたのですが常設展も一応見ておこう、と展示スペースへ。渡辺幽香とその周辺、というテーマでの展示の中に、以前見たかったのに見に行けなかった五姓田義松の絵があったのでビックリ。渡辺幽香とは兄弟なんだそうです。じっくり見られて、ちょっと得した気分になりました。

メアリーカサット展は、横浜みなとみらいの横浜美術館にて9/11までの開催です。カサット展はもちろん、常設展も見応えがありますので、是非お時間に余裕を持っておでかけくださいね。

2016年8月16日火曜日

台風が来る前に

今日は午後から台風の影響で風雨が激しくなるとか。せっかく咲いているミニバラ、雨が降ると無惨な姿になってしまうので、その前に切って室内で楽しむことにしました。


花の形や色は多少変わりましたけれど、まだまだ元気に開花中です。

2016年8月5日金曜日

エミール・ガレ

サントリー美術館で開催中の、生誕170周年 エミール・ガレ を見に行ってきました。
いわゆるガレと言えばという感じのガラス作品ばかりでなく、そのルーツとなった陶磁器の作品や、東洋の影響を感じさせる作品など、幅広い作品が展示されていました。

でも、やっぱり好きなのはガラス作品やそのデザイン画です。
こちらはデザイン画で、“昼顔形花器〈蛾〉”


このデザイン画と一緒に実物のガラス作品も展示されていたんですけれど、ソックリそのままなのには本当に感心します。確かな技術力に裏打ちされた作品なんだということが分かりますよね。

デッサンでも素敵なものがたくさん。こちらは “葡萄の蔓”


この他、葉っぱやきのこのデッサンも素敵でした。

他にも、木製の棚やポスター等の展示もあり、ガレの創作の幅の広さを感じられる展示内容でした。

オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ は、六本木のサントリー美術館で8/28までの開催です。ガレはもう何度も見たし、という方でも、こういうガレ作品もあるのか、と新たな発見ができそうな展示内容になっていましたので、興味がおありの方は見に行ってみて下さいね。

2016年8月1日月曜日

陶画舎で専科コースの講座を開講します

少し先になりますけれど、10月から、陶画舎で専科コースの講座 “ボタニカルレッスン” を開講することになりました。3時間月1回の半年コースです。

来期(10月〜2017年3月)の課題は “バラとスイートピー”


カップ&ソーサーとケーキ皿にバラとスイートピーを描いていきます。器はボーンチャイナですので、絵具のもぐりがよくツヤのある仕上がりになります。
西洋絵付経験者の方ならどなたでも受講できます。ペインティングオイル、平筆を使って描くことが多いので、速乾性メディウム、丸筆しか使ったことのない方はご相談ください。

完成した作品は、使っていただきたい、と思っています。同じシリーズの器に描いていって、続けていくと絵柄違いのセットが完成!というところまで、できればいいな、と(希望的観測ですが)。

受講をご希望の方は、陶画舎(03-3796-3013)までご連絡くださいね。

2016年7月30日土曜日

古い金液、金ペンの実験

お貸出し用の赤金の金液、もう本当に古くて使えるのかどうか不安だったので、実験しました。

最近柴田先生の本を購入したらアメリカン風のバラを久しぶりに描きたくなって。金彩だけ実験するのもなんですものね。


色はありあわせのグリーンで。ちょっと地味めの仕上がりです。


肝心の金彩は、ちょっと発色が悪い気もしますが、まあ許容範囲内で使えそうです。よかった。

ついでに、数年前にイベントで使うかも、と思って購入していた赤金と白金のペンもソーサーの裏にちょこっと実験。


サインの左側の点が赤金、右側の点が白金です。見えにくいですけれど、こちらも許容範囲。ペンは、使い始めたら早く使い切らないとダメかな、と思っていましたけれど、案外長持ちするんですね。もう捨てようかと思っていましたけれど、実験してみてよかったです。お貸出しできるアイテムが増えました。

2016年7月28日木曜日

アール・ヌーヴォーの装飾磁器

三井記念美術館で開催中の、アール・ヌーヴォーの装飾磁器 を見に行ってきました。アール・ヌーヴォー様式の釉下彩、上絵付け、結晶釉等のヨーロッパ名窯の作品の数々や、デッサンや書籍等が展示されています。

こちらは、セーブルの “上絵藤文花瓶”


色もデザインも美しい作品です。黄色い藤の花は盛ってあるのでしょうか。ふっくらとした立体的な装飾になっています。

こちらは、KPMの “金彩 パツィオパット女性図皿”


中央のパツィオパット(パテ・シュール・パテ)で描かれた女性像はもちろんなのですが、このお皿の見どころは金彩。こんなに細く長く美しい金下盛りと金彩は感動ものです。是非、実物をご覧下さい。

他にも、釉下彩特有のスモーキーな色合いの器も素敵でしたし、デザイン図や当時の雑誌の展示もあり、色々なアール・ヌーヴォー様式を楽しめました。

今回、出品目録とは別に、用語解説も用意されていました。これ、いいですね。会場には技法等の解説も書いてありますけれど、メモするにも会場は暗くて一苦労ですから。

アール・ヌーヴォーの装飾磁器 は、日本橋の三井記念美術館で8/31までの開催です。素敵な器がたくさん展示されていておすすめですよ。お時間のある方は是非。

2016年7月24日日曜日

絵付け本情報

柴田日出子先生の作品集、“暮らしを彩るポーセリンアート 〜絵付けに恋して30年〜” が出版されましたので紹介します。


柴田先生は陶画舎設立当初から教えていらした先生で、今はご自宅のお教室で教えていらっしゃるそうです。私も陶画舎で教えていただいていたこともあり、久しぶりに柴田先生の作品を拝見して、やさしく暖かい先生のお人柄を思い出しました。

主にアメリカンの作品が掲載されています。


バラはもちろん、懐かしい作品の数々も。


陶画舎のショップで実物をご覧いただけます。ショップへはなかなか行く機会もないという方はAmazonでも購入できますよ。

2016年7月18日月曜日

トワル・ド・ジュイ展

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の、西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 を見に行ってきました。

以前から布の中でも更紗は好きでした。インドの更紗、インドネシアの更紗、日本の和更紗、そして今回主に展示されているヨーロッパの更紗。素朴なものから繊細なものまでありますし、柄も色使いも様々。手仕事が伝わってくるのも好きな理由の1つかもしれません。
布と言えばシルクやウールだった時代、コットンにプリントした洗える布というのは画期的だったんだそうです。

木版のプリントから始まって、銅版の緻密な模様へ。フランスで200年以上も愛され続けている布の数々が展示されていましたけれど、私が好きなのは木版でプリントされたものです。小花を散らしたものはやっぱりかわいい。今でも好きな人が多いというのもうなづけます。

こちらは、“バラとライラック”


よく見ると、バラとライラックが同じ枝のような? でもやっぱり素敵な柄です。

こちらは、“グッド・ハーブス”


黒地に花々が散らしてあるパターンの総称で、色々な柄のグッド・ハーブスが展示されていました。今でも人気の柄なんだそうです。

他にも、これはこのまま絵付けできそう、と思える柄も多数ありました。小さな端切れのサンプル・ボードも小さいもの好きにはたまりませんし、太いリボンのような縁飾りも素敵でした。布が好きな方、花柄が好きな方には特におすすめです。
銅版の柄が好きな方もいらっしゃると思います。こちらはイングレ等単色の絵付けの参考になりそうでしたよ。

西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 は、渋谷のBunkamuraザ・ギャラリーで7/31までの開催です。もうすぐ終わってしまいますので見たい方はお早めに。

2016年7月9日土曜日

ベランダの草花

気温も暑過ぎず、雨もそこそこ降って、ベランダの草花にはいい季節です。

今年は少し始めるのが遅くなったグリーンカーテンですけれど、ゴーヤの雌花もいくつかついてきました。


特に変わった種類でもないですけれど、ぶら〜んとぶら下がって、少しずつ大きくなっていく様子を見ているとちょっと和みます。

このミニバラ、“プリンセス オブ インフィニティ”。3月に購入した2種類のうちの1つですが、最初の花が咲き終わってからは葉っぱや茎ばかりが立派に育ってなかなかつぼみがつかなかったんです。そのインフィニティにやっと花が咲きました。


開花期間が長い(1ヶ月程度咲き続けます)のが特徴で、色もだんだん変わってくるんですよ。購入時の花とは色も形も少し違う気もしますが、きれいな花がまた咲いてくれてミニバラ初心者としてはほんとにうれしい!
それにしても、昨日まではつぼみだったのに、こんな雨の日に咲くなんて。最初から雨に濡れなくてもいいのに、なんて思うのはわがままでしょうか。

2016年7月8日金曜日

体験レッスン、受付中です

まだ梅雨明けはしていませんが、暑い日が続きますね。夏はお忙しくなる方も、少しお時間ができる方もいらっしゃると思います。

7月、8月にいつもより少しお時間のある方、無料体験レッスンにいらっしゃいませんか?
どんなところでレッスンするのかしら?とか、講師はどんな人なのかな?など、実際に来ていただかないと分からないことも色々ありますので、是非お気軽に遊びにいらしてください。初心者の方はストロークレッスン等、経験者の方は、この描き方を知りたい、描きかけのものを仕上げたい等、ご相談に応じて対応します。

【無料体験レッスン開催日程】
 7/22(金)、29(金)、8/5(金)、8/26(金) 10:00〜13:00

上記日程でご都合がつかない場合は調整しますので、体験レッスンご希望の方は、まずはメールでご連絡くださいね。

集中レッスンも受け付けています。絵付けのレッスンは受けたいけれど定期的にはムリ、という方、レッスン日程や内容等メールでご相談ください。

ご参加、お待ちしています。


2016年7月3日日曜日

ファインポイントペン

陶画舎での特別講座で生徒さんから教えていただいたんですけれど、ファインポイントペンの色違いがショップに入荷していました。


私が購入したのはブルー。いつも使っているブラックは0.05、ブルーは0.1ですけれど太さは気になりませんでした。ブラックより色が薄いので、薄い繊細な色のものを描くときの下絵にはいいと思います。おすすめです。

2016年7月1日金曜日

初夏の特別講座 カラーバージョン 終了しました

陶画舎で開催した、初夏の特別講座 “アネモネとミニバラのプレート” のカラーバージョン、終了しました。これで、今回私が担当した特別講座は全て終了です。受講して下さったみなさま、ありがとうございました。


“家でもう1枚描いています” という方や、“イングレーズバージョンを展開してC/Sに描きました” という方もいらして。去年の特別講座の紫陽花のC/Sを受講して下さった方からは、“あの紫陽花はたくさん描きました” と。そういうお話が聞けると本当にうれしいです。ありがとうございます。

ちょっと先ですが、10月から、陶画舎で専科の講座を担当することになりました。マイポーセレンでも紹介していただいたんですけれど、このブログでもまた紹介したいと思っています。

2016年6月30日木曜日

完熟ブラックベリー

ベランダで育てているブラックベリー。鳥に食べられる前に少しは食べなくちゃ、と、競争して収穫するんですけれど、珍しく鳥にも食べられず枝についたまま完熟している実があることに気がつきました。


もうヘタが枯れていますよね。こんなになるまで無事だったのが不思議なくらい。食べてみると甘くて濃厚!いつもと全然違います。こんなにおいしくなるんですね。
鳥に食べられないように網でもかければいいんですけれど、鳥も楽しみにしているのかチェックしに来るんですよ。それを見ると、ちょっとは食べられてもいいかな、と。
また完熟ブラックベリーが食べられるのはいつになることやら、です。

2016年6月29日水曜日

陶画舎 セール情報

陶画舎では、7/5〜9に夏セールが開催されます。いつもの通り20%offになりますので、買いたいものがある方はこの機会に是非。今回はデコラティブなインポート白磁が入荷しているようですよ。どんな白磁なのか興味はありますが....ショップ限定で、通販では取り扱いはないそうです。私は7/1はレッスンなので陶画舎へ行くんですけれど、セールの期間中は行けそうにないのでちょっと残念です。セールに行かれた方、どんな白磁があったのか、教えて下さいね。

2016年6月19日日曜日

初夏の特別講座 イングレーズバージョン 終了しました

陶画舎で開催している初夏の特別講座 “アネモネとミニバラのプレート” のイングレーズバージョンが終了しました。

イングレーズバージョンは昨日6/18の10:00から、お昼休憩を挟んで6時間の長丁場。お昼を短めにしていただいて何とか時間通りに終了しました。


カラーバージョンとイングレーズバージョンの両方受講して下さった方もいらっしゃいましたし、前回の特別講座(紫陽花のC/S)を受講いただいた方にもまたお会いできたりして、私にとっては楽しいひとときでした。わざわざ遠方からいらして下さったり、久しぶりに絵付けを再開された方も来て下さったり、そういうこともとてもうれしくて。
受講してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
イングレーズは焼き上がると絵具が釉薬の下に潜り込んでツヤツヤになって、見栄えもしますし使い勝手もいいのが良いところですよね。参加して下さった方々はみなさんとても丁寧に描かれていましたので、私も作品の焼き上がりが楽しみです。
驚いたのは、このブログを見たことがある、と言って下さった方が2人もいらしたこと。また見たいと思っていただけるように、絵付け活動もブログの内容も充実させていかないといけないなと気持ちを新たにしました。

カラーバージョンも1回目は6/17に終了しました。こちらは予想していたよりも多くの方に来ていただきビックリ。次回は7/1ですけれど、1回目は時間をだいぶオーバーしてしまったのでそこは改善したいと思っています。

2016年6月15日水曜日

生徒さんの作品です

前回の作品も猫を描かれたTさん。今度はご自分のおうちの猫ちゃんを描かれました。


今回は写真からおこして描きましたし前回よりも小さめに描かれたので、難しいところもあったと思いますけれど、細かく描き込んで繊細に仕上げられました。リムの足跡は盛ってあります。かわいいですよね。

次の作品も猫。今度はもっともっと小さく描くことに挑戦されるそうです。どんな作品になるのか、楽しみですね。

2016年6月10日金曜日

ルノワール展

国立新美術館で開催中の、ルノワール展 を見に行ってきました。オルセー美術館、オランジュリー美術館から絵画だけでなく彫刻、デッサン、パステル画等が来日しています。

私がいいなと思ったのは、“草原の坂道”


光にあふれていてとても幸せそうな雰囲気の作品です。

 “都会のダンス” も好きな作品です。今回は対作品の “田舎のダンス” と一緒に見ることができて、贅沢ですよね。




ルノワールの傑作とも言われる “ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会” も初来日。木漏れ日の中、たくさんの楽しそうな人々が描かれていてとても素敵でした。

ルノワール展は、六本木の国立新美術館にて8/22までの開催です。ルノワールの作品は人気があって来日することも多いですけれど、これだけのルノワール作品を日本で一度に見られる機会もなかなかないと思いますので、お好きな方は是非。