2016年7月30日土曜日

古い金液、金ペンの実験

お貸出し用の赤金の金液、もう本当に古くて使えるのかどうか不安だったので、実験しました。

最近柴田先生の本を購入したらアメリカン風のバラを久しぶりに描きたくなって。金彩だけ実験するのもなんですものね。


色はありあわせのグリーンで。ちょっと地味めの仕上がりです。


肝心の金彩は、ちょっと発色が悪い気もしますが、まあ許容範囲内で使えそうです。よかった。

ついでに、数年前にイベントで使うかも、と思って購入していた赤金と白金のペンもソーサーの裏にちょこっと実験。


サインの左側の点が赤金、右側の点が白金です。見えにくいですけれど、こちらも許容範囲。ペンは、使い始めたら早く使い切らないとダメかな、と思っていましたけれど、案外長持ちするんですね。もう捨てようかと思っていましたけれど、実験してみてよかったです。お貸出しできるアイテムが増えました。

2016年7月28日木曜日

アール・ヌーヴォーの装飾磁器

三井記念美術館で開催中の、アール・ヌーヴォーの装飾磁器 を見に行ってきました。アール・ヌーヴォー様式の釉下彩、上絵付け、結晶釉等のヨーロッパ名窯の作品の数々や、デッサンや書籍等が展示されています。

こちらは、セーブルの “上絵藤文花瓶”


色もデザインも美しい作品です。黄色い藤の花は盛ってあるのでしょうか。ふっくらとした立体的な装飾になっています。

こちらは、KPMの “金彩 パツィオパット女性図皿”


中央のパツィオパット(パテ・シュール・パテ)で描かれた女性像はもちろんなのですが、このお皿の見どころは金彩。こんなに細く長く美しい金下盛りと金彩は感動ものです。是非、実物をご覧下さい。

他にも、釉下彩特有のスモーキーな色合いの器も素敵でしたし、デザイン図や当時の雑誌の展示もあり、色々なアール・ヌーヴォー様式を楽しめました。

今回、出品目録とは別に、用語解説も用意されていました。これ、いいですね。会場には技法等の解説も書いてありますけれど、メモするにも会場は暗くて一苦労ですから。

アール・ヌーヴォーの装飾磁器 は、日本橋の三井記念美術館で8/31までの開催です。素敵な器がたくさん展示されていておすすめですよ。お時間のある方は是非。

2016年7月24日日曜日

絵付け本情報

柴田日出子先生の作品集、“暮らしを彩るポーセリンアート 〜絵付けに恋して30年〜” が出版されましたので紹介します。


柴田先生は陶画舎設立当初から教えていらした先生で、今はご自宅のお教室で教えていらっしゃるそうです。私も陶画舎で教えていただいていたこともあり、久しぶりに柴田先生の作品を拝見して、やさしく暖かい先生のお人柄を思い出しました。

主にアメリカンの作品が掲載されています。


バラはもちろん、懐かしい作品の数々も。


陶画舎のショップで実物をご覧いただけます。ショップへはなかなか行く機会もないという方はAmazonでも購入できますよ。

2016年7月18日月曜日

トワル・ド・ジュイ展

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の、西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 を見に行ってきました。

以前から布の中でも更紗は好きでした。インドの更紗、インドネシアの更紗、日本の和更紗、そして今回主に展示されているヨーロッパの更紗。素朴なものから繊細なものまでありますし、柄も色使いも様々。手仕事が伝わってくるのも好きな理由の1つかもしれません。
布と言えばシルクやウールだった時代、コットンにプリントした洗える布というのは画期的だったんだそうです。

木版のプリントから始まって、銅版の緻密な模様へ。フランスで200年以上も愛され続けている布の数々が展示されていましたけれど、私が好きなのは木版でプリントされたものです。小花を散らしたものはやっぱりかわいい。今でも好きな人が多いというのもうなづけます。

こちらは、“バラとライラック”


よく見ると、バラとライラックが同じ枝のような? でもやっぱり素敵な柄です。

こちらは、“グッド・ハーブス”


黒地に花々が散らしてあるパターンの総称で、色々な柄のグッド・ハーブスが展示されていました。今でも人気の柄なんだそうです。

他にも、これはこのまま絵付けできそう、と思える柄も多数ありました。小さな端切れのサンプル・ボードも小さいもの好きにはたまりませんし、太いリボンのような縁飾りも素敵でした。布が好きな方、花柄が好きな方には特におすすめです。
銅版の柄が好きな方もいらっしゃると思います。こちらはイングレ等単色の絵付けの参考になりそうでしたよ。

西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 は、渋谷のBunkamuraザ・ギャラリーで7/31までの開催です。もうすぐ終わってしまいますので見たい方はお早めに。

2016年7月9日土曜日

ベランダの草花

気温も暑過ぎず、雨もそこそこ降って、ベランダの草花にはいい季節です。

今年は少し始めるのが遅くなったグリーンカーテンですけれど、ゴーヤの雌花もいくつかついてきました。


特に変わった種類でもないですけれど、ぶら〜んとぶら下がって、少しずつ大きくなっていく様子を見ているとちょっと和みます。

このミニバラ、“プリンセス オブ インフィニティ”。3月に購入した2種類のうちの1つですが、最初の花が咲き終わってからは葉っぱや茎ばかりが立派に育ってなかなかつぼみがつかなかったんです。そのインフィニティにやっと花が咲きました。


開花期間が長い(1ヶ月程度咲き続けます)のが特徴で、色もだんだん変わってくるんですよ。購入時の花とは色も形も少し違う気もしますが、きれいな花がまた咲いてくれてミニバラ初心者としてはほんとにうれしい!
それにしても、昨日まではつぼみだったのに、こんな雨の日に咲くなんて。最初から雨に濡れなくてもいいのに、なんて思うのはわがままでしょうか。

2016年7月8日金曜日

体験レッスン、受付中です

まだ梅雨明けはしていませんが、暑い日が続きますね。夏はお忙しくなる方も、少しお時間ができる方もいらっしゃると思います。

7月、8月にいつもより少しお時間のある方、無料体験レッスンにいらっしゃいませんか?
どんなところでレッスンするのかしら?とか、講師はどんな人なのかな?など、実際に来ていただかないと分からないことも色々ありますので、是非お気軽に遊びにいらしてください。初心者の方はストロークレッスン等、経験者の方は、この描き方を知りたい、描きかけのものを仕上げたい等、ご相談に応じて対応します。

【無料体験レッスン開催日程】
 7/22(金)、29(金)、8/5(金)、8/26(金) 10:00〜13:00

上記日程でご都合がつかない場合は調整しますので、体験レッスンご希望の方は、まずはメールでご連絡くださいね。

集中レッスンも受け付けています。絵付けのレッスンは受けたいけれど定期的にはムリ、という方、レッスン日程や内容等メールでご相談ください。

ご参加、お待ちしています。


2016年7月3日日曜日

ファインポイントペン

陶画舎での特別講座で生徒さんから教えていただいたんですけれど、ファインポイントペンの色違いがショップに入荷していました。


私が購入したのはブルー。いつも使っているブラックは0.05、ブルーは0.1ですけれど太さは気になりませんでした。ブラックより色が薄いので、薄い繊細な色のものを描くときの下絵にはいいと思います。おすすめです。

2016年7月1日金曜日

初夏の特別講座 カラーバージョン 終了しました

陶画舎で開催した、初夏の特別講座 “アネモネとミニバラのプレート” のカラーバージョン、終了しました。これで、今回私が担当した特別講座は全て終了です。受講して下さったみなさま、ありがとうございました。


“家でもう1枚描いています” という方や、“イングレーズバージョンを展開してC/Sに描きました” という方もいらして。去年の特別講座の紫陽花のC/Sを受講して下さった方からは、“あの紫陽花はたくさん描きました” と。そういうお話が聞けると本当にうれしいです。ありがとうございます。

ちょっと先ですが、10月から、陶画舎で専科の講座を担当することになりました。マイポーセレンでも紹介していただいたんですけれど、このブログでもまた紹介したいと思っています。