2016年7月28日木曜日

アール・ヌーヴォーの装飾磁器

三井記念美術館で開催中の、アール・ヌーヴォーの装飾磁器 を見に行ってきました。アール・ヌーヴォー様式の釉下彩、上絵付け、結晶釉等のヨーロッパ名窯の作品の数々や、デッサンや書籍等が展示されています。

こちらは、セーブルの “上絵藤文花瓶”


色もデザインも美しい作品です。黄色い藤の花は盛ってあるのでしょうか。ふっくらとした立体的な装飾になっています。

こちらは、KPMの “金彩 パツィオパット女性図皿”


中央のパツィオパット(パテ・シュール・パテ)で描かれた女性像はもちろんなのですが、このお皿の見どころは金彩。こんなに細く長く美しい金下盛りと金彩は感動ものです。是非、実物をご覧下さい。

他にも、釉下彩特有のスモーキーな色合いの器も素敵でしたし、デザイン図や当時の雑誌の展示もあり、色々なアール・ヌーヴォー様式を楽しめました。

今回、出品目録とは別に、用語解説も用意されていました。これ、いいですね。会場には技法等の解説も書いてありますけれど、メモするにも会場は暗くて一苦労ですから。

アール・ヌーヴォーの装飾磁器 は、日本橋の三井記念美術館で8/31までの開催です。素敵な器がたくさん展示されていておすすめですよ。お時間のある方は是非。

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